このたび村木会長の後を継いでJAAGA会長に就任しました竹河内です。会長就任は身に余る光栄であり、使命と責任の重大さを考えると身が引きしまる思いがいたします。浅学非才の身でありますが、精一杯職を努めて参りたいと思いますのでよろしくお願いいたします。
  JAAGAは設立以来、航空自衛隊と米空軍の相互理解と友好親善の増進に資することを目的として会員の皆様の献身的な活動により会を運営して参りました。その間、 JAAGAの活動は航空自衛隊と米空軍の隊員、部隊間の相互理解と友好親善を増進する上でお役に立てたものと考えます。また会の活動は現場中心であり、現場からの日米安全保障体制の信頼性向上に少なからず寄与し得たものと考えます。
 さて、昨今の世界情勢を見ますとテロの頻発、核の拡散など多様な危険が存在しています。わが国周辺においても核拡散、ミサイルの問題、領土の問題など不確実、不安定な要因があります。このような情勢の中、わが国の安全を確保し、地域の安定を維持するためには不断の努力と強い決意が必要です。このためわが国は、自ら防衛力を保持するとともに日米同盟関係を維持し、その信頼性を高めることによりその決意を表しています。
 JAAGAは、引き続き日米隊員の相互理解と友好親善を増進に資する活動を行い、現場から日米同盟の信頼性向上に寄与していきたいと考えます。また、安全保障に関心のある学生、一般の方を中心に米軍との交流、意見交換の場を通じてより幅広い層に日米安保・米空軍について理解を得られる活動を行うなど、防衛現場をよく知り、航空自衛隊と米空軍の現場に密着したJAAGAならではの活動を行っていきたいと考えます。
 本年はJAAGA設立10周年にあたります。粛々と記念の行事を行うとともに、この機に会の活動の趣旨・内容を衆知するとともに会員の意識を高揚するなど、 JAAGAの活動体制の確立を図っていきたいと考えます。また、会の活動を強化・充実していくためには会員増勢が必要であり、引き続き会員の拡大について努力していきたいと考えます。
 もとより本会は会員のボランティア活動により成り立っており、会員の皆様の協力なくしては折角の意義ある活動もできません。会員の皆様におかれましては今後とも絶大な協力を賜りますようお願い申し上げまして就任の挨拶とします。
   (第5代会長 竹河内 捷次、 元統合幕僚会議議長)


竹河内新会長 就任挨拶