2月27日、28日の2日間JAAGA会員の三沢基地研修が行われた。研修は日米双方の受け入れ部隊の誠意溢れる協力のおかげで、多くの成果を得るとともに日米の親睦を深める機会とすることができた。
 研修団は、団長に福井正明氏、副団長に中西康雄氏、同じく石橋寛幸氏のもと、三沢からの参加者1名を含め、正会員4名、賛助会員24名(法人14名、個人9名、団体1名)及びJAAGA理事5名の合計33名で編成された。
 なお、三沢支部から山本事務局長が夕食懇親会参加し、2日目の研修に同行した。

 第一日目は、入間基地集合後、搭乗ターミナルにおいて結団式を行った後、C-2輸送機で三沢基地に移動し、航空自衛隊の研修が計画され、三沢基地主要幹部との会食(基地幹部食堂での体験喫食)、三沢基地司令による基地概況説明、航空機(F-2及びE-2C)研修及び北部航空方面隊司令官の講話が実施された。また、研修団長及び副団長が北部航空方面隊司令官 森川龍介空将、第3航空団兼三沢基地司令 鮫島健一空将補及び第35戦闘航空団司令 クリストファー・W・ストルーヴィ大佐を表敬訪問し、日頃のJAAGAの活動に対する協力支援及び本研修の受け入れに対する感謝の意を伝えた。
 夕食には、日米の主要幹部等を招待し、米軍基地クラブにおいてJAAGA主催夕食懇親会を開催した。懇親会終了後は米軍基地内の宿泊施設(三沢INN)に泊まり第一日目を終えた。
 第二日目は、米空軍第35戦闘航空団の研修が計画され、米軍基地クラブにおいて朝食をとった後、概況説明、医療群施設、F-16戦闘機とその装備品及びエンジンテスト施設等を研修した。終了後、基地隊員食堂で昼食をとり、空自基地売店に立ち寄ってお土産購入後、三沢基地ターミナルにおいて解団式を行い、C-1輸送機にて空路、入間基地に戻った。

 今回の研修は、航空支援集団の御支援によりC-2輸送機を使用し三沢基地への往復が計画され、往路は予定通りC-2にて移動し、途中研修団員に対しコックピットの見学が許された。復路は、C-2の機材トラブルにより、一時は、民航若しくはJRでの移動も覚悟したが、急遽C-1輸送機に振替えられ概ね計画時間通りの移動となった。
 三沢基地空輸ターミナルでの解団式に際して、福井団長及び中西、石橋両副団長から、「空自、米軍及び地域が一体となって日本の防衛に取り組んでいる実態とそれぞれの絆の強さを感じることができた」等、所見及び研修の準備及び実行にあたり多大なる御支援をいただいた日米受け入れ部隊関係者と参加者のお力添えと協力に謝辞が延べられた。
 本研修は、多大な成果を収めて無事成功裏に終了した。

 

 

平成30年度 JAAGA会員の三沢基地研修