平成19年11月15日(木)、午後6時からグランド・ヒル市ヶ谷において(株)日本電気の招聘により来日された当協会名誉会員で元在日米軍司令官(兼)第5空軍司令官のエバハート元空軍大将の歓迎懇親会が実施された。この懇親会にJAAGA会員、在日米軍軍人等の140名を超える関係者が参加した。エバハート大将御夫妻は当日の午後3時過ぎに成田に到着され、ホテル経由で本懇親会に出席された。長時間の飛行にも拘らずお疲れの様子もなく、出席者との久し振りの再会に大変お喜びの様子であった。
 懇親会は、竹河内JAAGA会長によるエバハート大将の紹介と歓迎の挨拶から始まった。 「1996年に第5空軍司令官(兼)在日米軍司令官、1997年に空軍参謀副長、1999年に航空戦闘軍司令官、2000年には北米航空宇宙防衛軍司令官(兼)米国宇宙軍司令官の要職に就かれ、2005年1月に退官」との大将の輝かしい経歴、JAAGA設立への尽力と支援、JAAGA 5周年行事での来日等、JAAGAへの強い思入れ、更には奥様の内助の功等、ユーモアを交えて紹介された。 司会に促されてスピーチに立ったエバハート大将は心暖まる紹介へ感謝を述べ、「在日米軍で仕事した期間は短かったが、大変有意義であった。日米間に色んな事が起きたが、SACO、米空軍50周年でのブルー・インパルスの米国での展示、AWACSの共同訓練等、日米間の強い絆があったからこそ、それぞれを成し遂げることが出来た。個人的には、我々夫婦にとって日本は最も素晴らしい所であると思っており、そして公私共に空自の皆様と素晴らしい関係を続ることができ嬉しく思う。JAAGAの皆様に心から感謝しており、またこの様な素晴しいレセプションを開催して頂いたことに感謝します。JAAGAのロゴにある日米のマークを見る度に私の心は温かくなります。日米という二つの国の結び付き、国民同士の結び付き、両軍の結び付きといった日米間の絆は、共通の敵が在るからでなく、共通の価値観で強く結ばれている」と挨拶された。
 続いて竹河内会長がエバハート大将御夫妻にJAAGAからの記念品(国宝の鳥獣戯画、源氏物語絵巻をデザインしたタイピン、スカーフ等)を贈呈した。来賓の在日米軍司令官(兼)第5空軍司令官ライト中将が日本語で「日米同盟が更に強くなることを期待して“乾杯”」と乾杯の音頭をとり、宴が始まった。昔話に花が咲き、エバハート大将御夫妻を囲む歓談の輪が広がった。また出席した在日米軍軍人と会員等との会話も弾み、歓迎懇親会は大変な盛り上がりを見せた。楽しい時はアッという間に過ぎ、山口副会長の流暢な英語の乾杯の音頭で会は閉会となった。 (源理事記)

 

名誉会員エバハート元大将歓迎懇親会