平成26年3月21日(金)春分の日、SPORTEX’13Bが米軍多摩ヒルズ・ゴルフコースにおいて開催された。関東地方は3月18日(火)に春一番が吹いたが、SPORTEX前日の20日(木)は終日冷たい雨が降り続く悪天候であった。しかし、関係者一同の想いが天に通じたためか、競技当日は春の嵐も収まりやや北風が強いものの春の陽気に恵まれた。
 航空自衛隊から齊藤航空幕僚長及び中島航空総隊司令官以下28名、米空軍からはアンジェレラ第5空軍司令官以下23名、JAAGAからは吉田会長をはじめ正会員等の計44名が競技に参加し、また日本側3名米国側1名が競技の支援を行った。5時前から参加者が集合し始め、クラブハウスでの朝食等懇談の後、6時半から開会式が行われた。吉田会長からは「今年はSPORTEX参加の皆さんに米空軍の三沢、横田、嘉手納各基地で開催されている『スペシャルオリンピック』への募金を紹介させていただきます。日米相互の親睦を図るゴルフ競技と併せスペシャルオリンピックの支援においても日米親善の想いを深めていただければ幸いです。」との挨拶があった。ダンディーな口髭に趣を新たにしたアンジェレラ司令官からも「この競技を通じて、更なる友情と共通の想い出を深め作っていきましょう。」との挨拶があった。齊藤空幕長から英語で「体は付いてこずとも気持ちはアヘッド!アヘッド〜!」と力強くユーモア溢れるスピーチに参加者の気分も和み、ナイス・ショットを念じて記念の集合写真を撮った後、7時を期して一斉に競技が開始された。梅が咲き富士を遠望する暖かなコンディションの中、後半からは春の日差しを心地よく感じつつ、日米友好と会員間の親善を醸しつつ和気あいあいと競技が進行した。
 競技終了後、プレーの内容を楽しく話題にしつつ昼食となった。昼食後、成績の発表、表彰式が行われ、べスグロ競技者に対し会長賞、司令官賞が贈られ、引き続き空幕長からの当日賞はじめドラコン、ニアピンの各種が贈られた。また、5位から95位まで、5番刻みのラッキー賞の発表に際しては、予期せぬ賞品授与に和やかな歓声が湧いた。
 閉会にあたり、司令官から「昨年3月は公務でハワイにいて多摩ヒルズの競技に参加出来ず大変残念でしたが、今年は春を告げるSPORTEXを空自やJAAGAの皆様と楽しむ事が出来てとても満足です。」との話を披露した。会長からは「今年の春もSPORTEXが盛会の内に終了したことを嬉しく思います。」との閉会の辞があり、併せて米軍競技支援者と多摩ヒルズ・ゴルフ関係者への御礼が述べられた。午後1時過ぎ、SPORTEX’13Bは終了し、参加者は賞品や良き思い出をいだきながら陽光に包まれた多摩ヒルズを後にした。(杉山理事記)

 

SPORTEX'13B開催